持ち続けるつもりだった 信越化学工業(4063)を売却した理由 ― 4,571円で買って決算でストーリーが変わったから

株投資
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こんにちは、うさまるです。土日ではないけど登場しました。

今日は10月27日に売却した「信越化学工業(4063)」について書いてみようと思います。

もともと4571円で100株を購入して、長期で持ち続けるつもりだったのですが、
10月24日の決算を見て「ストーリーが変わった」と感じ、いったん手放すことにしました。


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信越化学を買った理由

信越化学は言わずと知れた化学大手で、シリコンウエハーや塩ビ(PVC)などの素材を世界的に展開している企業です。

2022年から2023年にかけては半導体需要が旺盛で、営業利益も過去最高を更新。
「景気に左右されにくいインフラ的な存在」という安心感もあり、私は中長期のつみあげ銘柄のひとつとして購入しました。


直近3年の決算推移(ざっくり)

決算期売上高営業利益営業利益率コメント
2022年3月期約2兆4,800億円約8,700億円約35%半導体関連の好調で過去最高益
2023年3月期約2兆9,000億円約9,700億円約33%シリコン事業が引き続き強い
2024年3月期約2兆8,000億円約7,600億円約27%半導体需要一服、PVC価格下落が響く

そして今回(2025年10月発表)の最新決算では、経常利益は前年同期比で17.1%減。
塩化ビニルに関しては、北米で年初から年半ばにかけ需要は堅調であったが、その後弱含み市況は軟化したとのこと。アジア他の海外市場で価格の低迷が続いたことも影響の原因とのことである。


「ストーリーが変わった」と感じた理由

これまでは「半導体需要の回復に合わせて再び業績が伸びる」と見ていたのですが、
今回の決算を見る限り、回復スピードが想定より鈍く、
来期のガイダンスも控えめな印象を受けました。

また、株価も好業績時のPER水準を維持していたため、割安感が薄れてきたのも理由の一つです。


売却の判断と今後

今回の売却価格は購入時よりややプラス(+16,750)で終えられたので、
損はせずに「いったん撤退」という形にしました。

もちろん、信越化学自体は優良企業なので、
今後またチャートが上向くタイミングで買い直したいと思います


まとめ:数字よりも「ストーリーの変化」で判断

今回あらためて感じたのは、
株を持ち続ける上で「業績がどう変わったか」よりも、
「自分がその銘柄に期待していたストーリーが崩れたかどうか」が大事ということ。

信越化学のような大型株でも、決算をきっかけに見直すことは悪いことではないと思います。

長期投資=ずっと持つ、ではなく、
「一度立ち止まる勇気」も大切だなと思いました。


以上、うさまるの投資メモでした。
次は、次の買い候補銘柄を探していこうと思います♪